絵画と写真を意のままに操る、ソール・ライター『PHOTOGRAPHS AND WORKS ON PAPER』

ライターの初期の作品など、ユニークな作品群に焦点。

23 April 2019

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PHOTOGRAPHS AND WORKS ON PAPER

アメリカ人フォトグラファー、画家のソール・ライターによる作品集『PHOTOGRAPHS AND WORKS ON PAPER』がGallery Fifty Oneから刊行された。

本書は、ライターのユニークな作品群に焦点を当てている。画家としてのキャリアをスタートさせた若き日のライター。1948年に抽象表現主義のアーティスト、リチャード・パウセット=ダートとの出会いで写真への興味が強く持ち、すぐに写真と絵画を組み合わせ始めた。

ライターはどちらの分野においても、構成や色、技術を意のままにした。自身の写真が絵画に与える影響、そしてその逆の相互作用はどちらも並べられた際に明白になっている。アクリル画作品はほとんど展示されなかったが、溶けきっていないような色の調子の中で大きな色面が描かれるという抽象的な視覚言語を追求している。メディアの性質により若干の変更はあるものの、ライターの初期のカラー写真作品の習作の中でもその傾向は見いだすことができるだろう。

タイトル

『PHOTOGRAPHS AND WORKS ON PAPER』

出版社

Gallery Fifty One

価格

3,400円+tax

出版年

2011年(2016年)

仕様

ソフトカバー/148mm×211mm/56ページ

URL

https://www.twelve-books.com/collections/all/products/photographs-and-works-on-paper-by-saul-leiter

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