システム化された“時間”を多層的に体験する、
田中崇嗣『Post』

新聞を多重露光撮影することで得られる画像を作品化した作品集がda大 in printより刊行。

20 August 2019

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Post

田中崇嗣の作品集『Post』がda大 in printより刊行された。

本作は、新聞を多重露光撮影し、システム化するように並べて配置することで制作された。

当日の新聞全ページを多重露光撮影し1枚の画像に変換する“Daily”。そして、一カ月分(約30枚)のDailyを多重露光撮影し1枚の画像に変換する“Monthly”。その後、1年分(12枚)のMonthlyを多重露光撮影し1枚の画像に変換する“Annually”。この儀式的な作品の中で、田中は機械的なシステムを用い画像を表出させるとともに、人類学的な行動パターンも表出させている。

本書は多元的な世界観を内包した書籍を目指して制作されている。その結果として、AnnuallyはMonthlyを包み込み、MonthlyはDailyを包み込む。このようにして、Postというプロジェクトが期間の単位を系統的に入れ子にしている形式を、多層的に体験することができる構成となった。

タイトル

『Post』

出版社

da大 in print

価格

6,500円+tax

出版年

2019年

仕様

デジタル+オフセット印刷/282mm×195mm/126ページ

URL

https://dainprint.com/Soushi-Tanaka-Post

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