故郷に向かう旅に伴う心の痛みとその美しさを写し出す、アンネマリーク・ヴァン・ドリンメレン作品集『TADAIMA』

16 July 2020

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『TADAIMA』

オランダ人フォトグラファー、アンネマリーク・ヴァン・ドリンメレンの作品集『TADAIMA』。

ドリンメレンが初めてカメラを手に入れたのは10歳のときで、亡くなった母親のカメラを受け継いだ彼女は、写真に取り組むことによって母を少しだけ身近に感じることができたという。父親の手や水面に反射する光といった何気ない瞬間をとらえることは、幼い彼女にとって日記をつけることと同じだった。

初めて母親になるときが近づき、ドリンメレンはこの精神的なアプローチに再び立ちかえる必要性を感じたという。そこからアリゾナ、カリフォルニア、パリ、アムステルダムを巡る旅に出て、小さな瞬間を写真に収めていった。本書には、故郷に向かう旅に伴う心の痛みとその美しさを写し出した、親密な空気感をもつポートレイトが収録されている。また、サイアノタイプを自ら手刷りすることによって、母親が愛した青を思い出せる限り忠実に再現することが試みられた。

タイトル

『TADAIMA』

出版社

Libraryman

出版年

2019年

価格

6,200円+tax

仕様

ハードカバー/245mm×305mm/80ページ

URL

https://ja.twelve-books.com/products/tadaima-by-annemarieke-van-drimmelen