ノルウェー人写真家、オラ・リンダルの作品集『Notes on Ordinary Spaces』。
本書はベルギーとスウェーデンを拠点にする出版社「LIBRARYMAN」の季刊写真集プロジェクト「Seasons Series」の8作目(Winter)として刊行された。このプロジェクトは、あるカテゴリーにあてはまるアーティストたちがあるひとつの同じ条件のもと1冊の本として表現するもの。作品集の大きさやページ数、デザインが統一されることによって季節ごとに登場する作家のセレクションとコンテンツが各々の作品そのものを際立たせ、それぞれの作家が持つ視点によって個々の違いが表出する。
四季を用いる手法は、韓国の映画監督キム・ギドクによる「春夏秋冬そして春」(2013)から着想を得ており、四季を生涯に見立てさまざまな俳優が1人の主人公の一生を演じている。この映画は四季の風景の移り変わりに沿った物語の形式であり、それが主人公の成長に影響を与えているが、本企画「Seasons Series」は各作品が季節の違いを感じさせつつも、シンプルかつ深遠なアイデア、その精神性や人間の情熱を軸としている。
タイトル | 『Notes on Ordinary Spac』 |
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出版社 | |
出版年 | 2019年 |
価格 | 5,500円+tax |
仕様 | ハードカバー/215mm×275mm/32ページ |
URL | twelve-books.com/products/notes-on-ordinary-spaces-by-ola-rindal |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。