21 April 2021

ポール・グラハムのキュレーションによる新しい写真表現へのマニフェスト『But Still, It Turns』

21 April 2021

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『But Still, It Turns』

イギリス人写真家、ポール・グラハムのキュレーションによる、写真についてのささやかな主張とその再生のマニフェスト『But Still, It Turns』。

本書に掲載された8つの力強く多様な作品たちは、どうしようもなくもつれ合った現実に臆することなく素直に向き合おうと呼びかけ、アーティストたちはスタジオでの撮影や従来のドキュメンタリー写真に付き纏う制限に惑わされることなく、人生をありのままに受け止めながら変化し、歪み、分岐する終わりなき物語を語っている。 そして不協和音を奏でながらも奇妙なまとまりを見せ、新しい写真表現の在り方を提示している。本書は、グラハムの言葉を借りれば「この世界の果てしないつながり」を表現している。

グレゴリー・ハルパーン『ZZYZX』、旅を通じて「共感」を表現しようとしたヴァネッサ・ウィンシップ『she dances on Jackson』、カラン・ハトレベルによる人々の物語のアッサンブラージュ『Lost Coast』、多数の要素を含む豊かな世界観を提示したスタンリー・ウォルカウ=ワナンブワ『One Wall a Web』、アメリカに漂う死の気配をとらえたリチャード・チョイ『What Remains』、ラメル・ロスの幻想的なドキュメンタリー作品『South County』、エマニュエル・ブルッティとピエルジョルジオ・カソティのコラボレーションプロジェクト『Index G』、感覚を混乱させるようなアメリカ西部の風景を背景に男らしさとは何かを探求したクリスティン・ポッター『Manifest』の作品とグラハム、レベッカ・ベンガル、ラメル・ロス、イアン・ペンマンによるエッセイを収録。

タイトル

『But Still, It Turns』

出版社

MACK

出版年

2021年

価格

10,120円

仕様

ハードカバー/235mm×287mm/268ページ

URL

https://www.twelve-books.com/products/but-still-it-turns-by-paul-graham-ed

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