マーク・コーエンによる新刊『COTTON』が、スーパーラボで発売される。
1991年7月、ジョージア州アトランタからテネシー州メンフィスまで、ところどころ立ち寄りながら、8日をかけて細い道を運転した。ジャクソンやバーミンガムやモンゴメリーといった大きな街に着くと、パーキングメーターを使って駐車し、何ブロックか歩き回った。本を作ろうという意図はなく、ただ写真を撮ろうと思っていた。30年が経ち、近年の前政権が極端な政治的無能さを露呈したあとでこの写真群を見返してみて、アメリカ南部の三つの側面をさりげなく写し出していると思った−黒人、白人、そして当時のインフラ。綿花の栽培は早くから経済を動かしてきた基幹産業であり、その収益を拡大し保証していたのは奴隷たちだ。
COTTONは写真集である。ただし、背景には政治的・社会的な物語を含む。
タイトル | 『COTTON』 |
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出版社 | スーパーラボ |
出版年 | 2021年8月23日(月) |
価格 | 7,150円 |
仕様 | ハードカバー/174mm×246mm/80ページ |
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