2018年に出版したリトアニアを舞台にした写真集『Elnias Forest(エリナスの森)』に続く、鹿を巡る物語『やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる』。
写真家・津田直はReborn-Art Festival 2019への参加をきっかけに通うことになった石巻の牡鹿半島を拠点に、さらに北への旅を通じて鹿踊りと出会い、宮澤賢治のことばを辿った。鹿踊りは東北地方を中心に受け継がれ、豊作祈願、鎮魂、先祖供養のために踊られる。一針一針手縫いされた衣装を纏い、鹿角を頭に付けて舞う鹿子たちの姿。そこに津田は自然と人間の狭間を行き来する鹿の存在を見つめる。やがて、その眼差しはすすきの原や海へと向けられていく。
東日本大震災から10年を経て、津田は天災によって失われた土地、人々の魂に捧げる静かなレクイエムとして、本冊子を上梓した。
タイトル | 『やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる』 |
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出版社 | handpicked |
価格 | 2,530円 |
仕様 | A5変形判(中綴じ・ |
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