北井一夫『COLOR いつか見た風景』が合同会社PCTより刊行された。
1944年満州生まれ、日本大学芸術学部写真学科で学び、国内外を旅しながらドキュメンタリー写真を軸として自然やその地で暮らす人々の日常にカメラを向けてきた北井。1976年には第1回木村伊兵衛写真賞を受賞。代表作に『三里塚』『村へ』『いつか見た風景』『フナバシストーリー』『1990年代北京』『過激派の時代』などがある。
本書は、1970年代の高度経済成長期の一方で失われようとしている農村の営みをとらえたカラー版の『いつか見た風景』をはじめ、未発表作「フランス放浪」を含むカラー作品68点が収められている。
雑誌からの依頼で撮った写真はカラースライドが多かった。カラーとモノクロームの 関係を振り返って考えてみれば、モノクロームが私の写真人生の裏街道で、カラーは 少し気が引けて遠慮がちに歩いた表街道だったような気がする。―北井一夫
タイトル | 『COLOR いつか見た風景』 |
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出版社 | 合同会社PCT |
出版年 | 2021年 |
価格 | 3,850円 |
仕様 | ハードカバー/235mm×235mm/88ページ |