写真家・松原博子とアーティストのソフィア・ファネゴがコラボレーションした写真集『MONO』が刊行した。
2019年に日本のファッション雑誌の撮影で出会った松原とファネゴ。お互いに彫刻が好きということがきっかけで、ファネゴをモデルにヌード写真を撮り始めたという。その第一弾となる本書は全編フィルムで撮影されており、古代の彫像や彫刻にインスピレーションを受け「人間のかたち」を探究した1冊となっている。
ギリシャ語の古語である「mono」は、一人、一つといった単数形を示す言葉。そこから派生し、孤高の人、何かを極めて高みを目指す人、さらには、ユニーク、オリジナル、独創的なという意味も含む。身体のもつ曲線美の美しさや、柔らかな肌の質感を切り取ったヌード写真は、まるで自然界の石や山の形のようにも見え、原始的で力強い彫刻のような美しさを感じさせる。二人が織りなす「mono」の世界観に触れてみてはいかがだろうか?
タイトル | 『mono』 |
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出版年 | 2021年 |
価格 | 8,800円 |
仕様 | B4変形/64ページ |
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