野口里佳『父のアルバム』が赤々舎から発売された。
野口が生前の父から渡された1冊のネガファイル。2013年に父が他界した後に野口は、そのネガを日付順に少しずつ自ら焼き始めた。父の視線を追いながらプリントする時間を通じ、「人はなぜ写真を撮るのか」と初めて考えたと野口は記している。本書は写真を見る一人一人の記憶に触れ、時間の旅に誘うだろう。
父の写真は父と家族のためのとても個人的なものです。けれど私がプリントしながら味わった幸福な時間は、写真の持つ不思議な力として、誰かに伝わるのではないかと思うのです。父の視線をなぞった私の視線がどこかの誰かに伝わり、誰かを少し幸せにできるといいなと思っています。
―ウェブサイトより
| タイトル | 『父のアルバム』 |
|---|---|
| 出版社 | |
| 出版年 | 2022年 |
| 価格 | 5,500円 |
| 仕様 | 布張りハードカバー／276mm×216mm／72ページ |
| URL | http://www.akaaka.com/publishing/Noguchirika-Album-tokusa.html |
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