東京・代田橋のブックストア、flotsam booksでは、3月9日から3月20日まで、スウェーデン、ヨーテボリを拠点とする写真家、アーティストのエリック・ グスタフソンの写真集『A House of Clay』の刊行を記念した展示が開催される。
写真のシンプルな原理である、日常に意味を見出し、些細なことに注意を払うことで感性を呼び覚まし、私たちを高揚させる力がある点に着目しながらグスタフソンがとらえたイメージには、日々の生活の中にあるあたたかな断片が切り取られている。優しさ、驚き、親密さ、感謝の気持ち、複雑さなどが表れたそれらの写真を暗室で現像したり、スキャンをしたり、失敗をしたりしながらイメージを変容させ、グスタフソンはこの遊び心あふれる新作を生み出した。
人物、食べ物、建物、アブストラクト、カラー、モノクロ、ストレート、フォトショップ、縦位置、横位置……時にはページの枠も超えて、時には重ねられ、多様な関連性のない写真たちがランダムに配置された本書は、意識と偶然の間で絶妙なバランスを保ちながら、魔法のようなリアリズムの瞬間を生み出し、永久的な現在を物語っている。
3月9日(土)18:00-20:00には、グスタフソンによるサイン会も開催予定。
タイトル | Erik Gustafsson『A House of Clay』サイン会/写真展 |
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会期 | 2024年3月9日(土)- 2024年3月20日(水) |
会場 | flotsam books(東京) |
時間 | 14:00〜20:00 |
休館日 | 水曜日(3月20日は営業) |
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