コレクション・ハイライト+特集「肖像(わたし)」が広島市現代美術館で8月6日(木)から開催される。特集「肖像(わたし)」では出展作家に、アンディ・ウォーホル、秋山祐徳太子、森村泰昌、シンディ・シャーマン、河原温、石内都、赤瀬川原平、ディヴィッド・ホックニーらを予定。
「肖像」作品は、従来“ある人”の記憶を留め、理想化された自己の姿を投影する役割を担ってきた。かつては絵画や彫刻が主流だったが、現代では写真、映像など、多彩なメディアと素材で表現されるようになり、それとともに作品に込められた問題意識も多様化している。とりわけ肖像写真においては、作品に写し出された「対象」に付与された”既存のイメージ”を問い直すような作品が、数多く発表されている。
性別や国籍、外見的な特徴など”見た目”による「自己と他者イメージ」がゆらぐとき、わたしたちはどのように「わたし」や「他者」を位置づけることができるだろうか。本展では、様々な視点から「肖像」を問い直し、現代を生きる私たちが直面するアイデンティティの不確かさ、そして「肖像」と「わたし」を取り巻く諸状況について考える。
また、ゲンビ所蔵作品から、選りすぐった作品を紹介する「コレクション・ハイライト」も一緒に開催されている。被爆75周年という節目の年に、「ヒロシマ」をめぐる作家の多様な視点と表現を通して、「平和への課題」に、美術作家らがどう対峙してきたをたどる。
タイトル | 「コレクション・ハイライト+特集『肖像(わたし)』」 |
---|---|
会期 | 2020年8月6日(木)~11月29日(日) |
会場 | 広島市現代美術館 (広島県) |
時間 | 10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで) |
定休日 | 月曜(祝休日の場合は翌平日) |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。