エディ・スリマンが撮影した親密感漂う
映画監督ゴダールのポートレイト

06 August 2020

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PORTRAIT OF AN ARTIST JEAN-LUC GODARD SWITZERLAND, JULY 2020 PHOTOGRAPHY © COURTESY OF HEDI SLIMANE

PORTRAIT OF AN ARTIST JEAN-LUC GODARD SWITZERLAND, JULY 2020 PHOTOGRAPHY © COURTESY OF HEDI SLIMANE

写真家としても評価される、セリーヌのアーティスティック、クリエイティブ、イメージ・ディレクターのエディ・スリマン。このたび彼が注目するアーティストやパフォーマーのポートレイトを撮影するセリーヌのプロジェクト 「PORTRAIT OF AN ARTIST」の一環として、ジャン=リュック・ゴダールを撮り下ろした。

ゴダールといえば、フランス映画界を代表する巨匠監督。もはや説明の必要もないが、ヌーヴェルバーグの旗手として映画史に偉大な足跡を残した人物、生きるレジェンドだ。『気狂いピエロ』や『勝手にしやがれ』『カルメンという名の女』など、作品は発表されるたび物議を呼んだ。劇中、重視される会話の演出は、クエンティン・タランティーノなどにも多大な影響を与えたといわれている。そして、衣装がとにかくシックでスタイリッシュ。

その映画界の革新者を同じくモードの革新者エディが切り取った。もちろんエディらしくモノクロームの世界。そこに佇む齢89となるゴダールは全く老いを感じさせず、煙草を燻らすひと時や映像編集をするその様はむしろ生き生きとしている。気のおけない2人の仲を感じさせるものだ。

PORTRAIT OF AN ARTIST JEAN-LUC GODARD SWITZERLAND, JULY 2020 PHOTOGRAPHY © COURTESY OF HEDI SLIMANE

PORTRAIT OF AN ARTIST JEAN-LUC GODARD SWITZERLAND, JULY 2020 PHOTOGRAPHY © COURTESY OF HEDI SLIMANE

PORTRAIT OF AN ARTIST JEAN-LUC GODARD SWITZERLAND, JULY 2020 PHOTOGRAPHY © COURTESY OF HEDI SLIMANE

PORTRAIT OF AN ARTIST JEAN-LUC GODARD SWITZERLAND, JULY 2020 PHOTOGRAPHY © COURTESY OF HEDI SLIMANE

エディは、5月に映画のオンラインストリーミングサイト「MUBI」とタッグを組んで映画のキュレーションを行った際に『気狂いピエロ』をセレクトしている。時代を切り開いてきたクリエイターとしてゴダールに共感するのだろうか。ポートレイトを眺めていると、改めて『気狂いピエロ』を観直したくなる。