松井正子写真展「Six days in Vladivostok-ウラジオストクの6日間-」「Japan in my mind-記憶の日本-」が、11月15日(日)から新宿・photographers’ gallery、KULA PHOTO GALLERYで開催される。
松井は1970年代より、政治・宗教・文化の異なる国々で感じた時空を超える共通の情緒を掬い取りたいと考え、ポルトガルとそのかつての植民地をはじめ海外で撮影した写真を発表してきた。
今回の「Six days in Vladivostok -ウラジオストクの6日間-」では、2019年に訪れたウラジオストクでの6日間の写真を展示。ウラジオストクは、19世紀末より不凍港として極東の軍事・商業上の重要な港に位置付けられ、現在もロシア海軍太平洋艦隊の基地がおかれる軍事都市。ロシア革命前後には日本人6,000人ほどが在住し日本人学校もあったが、1958年から1991年のソ連崩壊まではごく一部を除いて外国人や市外居住者の立ち入りが禁止された閉鎖都市だった。現在はシベリア横断鉄道の始発駅として知られており、海を臨む丘陵地帯で坂が多く、極東にありながらヨーロッパを感じさせる港町。旅の途上にある撮影者と現地の人や風景との「間合い」が、街を歩くリズムを刻むように撮影されている。「Japan in my mind -記憶の日本-」では、自身の記憶の中にしかない、かつての日本の影を求め、内にある不動の情緒の根源を現在の日本の風景に探っていくなかで撮影した写真を展示する。
タイトル | 「Six days in Vladivostok-ウラジオストクの6日間-」「Japan in my mind-記憶の日本-」 |
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会期 | 2020年11月15日(日)~11月29日(日) |
会場 | photographers’ gallery/KULA PHOTO GALLERY(東京都) |
時間 | 12:00~20:00 |
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