横須賀功光は1937年、神奈川県生まれ。学生時代から資生堂の仕事を手掛け頭角を現し、卒業後はフリーとして活躍。資生堂のポスターは次々と反響を呼び、瞬く間に広告写真の金字塔を打ち立て、その後もファッションフォト、シリアスフォトの先駆者として活躍した。
“俺がはじめて嫉妬した写真家だった”と当時、電通にいた荒木経惟がいったように、誰も真似ができない写真を撮る早熟の天才だった横須賀。華々しい広告の世界で名声を上げ羨望されたのは、次元を超えて写真と向き合おうとする横須賀の執念にほかならない。特に、光と肉体について魔術的といえるほど関心があったことは、彼が残した数多くのプライベートワークで知ることができる。肉体への執着、光の探求、またソラリゼーションを駆使した技法など、その実験的な写真行為は広く公開されることなく、横須賀が世を去るまで続けられた。
本展「光と裸体」では、1964年から1972年にかけて制作されたシリーズ作品を中心に、初期作品Shafts「射」 、Optics「檻」などから選りすぐり、当時焼かれたオリジナルプリントを交えて紹介される。
タイトル | 「光と裸体」 |
---|---|
会期 | 2017年1月19日(木)~2月16日(木) |
会場 | EMON PHOTO GALLERY(東京都) |
時間 | 11:00~19:00(土曜は18:00まで) |
休廊日 | 日曜・祝日 |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。