川内倫子の最新刊『Des oiseaux』がHeHeより発売される。フランスの出版社、Editions Xavier Barralとの共同出版である本書は、同社が刊行している「Des oiseaux(On birds)」という鳥をテーマにした写真集シリーズに連なる1冊。
2020年4月、自宅の近所で見つけたツバメの巣とそこで行われている子育ての撮影を始めた川内。エサを求めて空を飛ぶ親ツバメや、精一杯の口を開けるひな鳥。どんな状況にあっても脈々と続く生命の営みの力強さを見守るように撮影は続けられた。作品のほかに鳥類学者ギレム・ルザッフルによる書き下ろしエッセイを収録。
黙々と餌を運ぶ親ツバメを見ていると、ただ子供にご飯を食べさせることが、それだけでも親の役目は十分に果たしているよね、とシンプルに思わせてもらえて、なんだか励まされるような気持ちになり、塞いだ気持ちが晴れていくようだった。-川内倫子(HeHeウェブサイトより)
また関連写真展として、7月3日(土)まで川内倫子「Under the same sky」展が、恵比寿・MA2 Galleryで開催中。
タイトル | 『Des oiseaux』 |
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価格 | 6,380円 |
出版年 | 2021年 |
仕様 | ハードカバー/A4判変形/104ページ |
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