尾原深水の個展「Past Light」が、6月3日(木)より高円寺・タタで開催される。
尾原は1983年、神奈川県横浜市生まれ。東京を拠点に商業写真をベースに作品発表も行っている。
人の生活やつながりに大きな変化が訪れたコロナ禍となった現在に、尾原は身近な風景の存在に気付かされる。見過ごしてきた日常の中に、ある瞬間が浮かび上がることに気付き、その瞬間と向かい合い撮影を行った。
本展「Past Light」で発表する作品は全てポラロイドカメラで撮影されたもの。あえて壊れたポラロイドSX-70にある一定の決まった条件を与え、期限切れのフィルムを使用。制約された中でとらえられた予定調和ではない写真たちは、曖昧で不確かな輪郭を持ち、静寂やノスタルジーを感じるが、どこか意識の片隅を覗き込まれているようで、そしてコロナ禍により私たちが失ったものを問いただしているようにも感じる。環境音楽やニューエイジミュージックからの影響も語る尾原は、本展の作品制作においても音楽から多くのインスピレーション得たと話している。
タイトル | 「Past Light」 |
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会期 | 2021年6月3日(木)〜6月13日(日) |
会場 | タタ(東京都) |
時間 | 13:00~21:00 |
休廊日 | 月~水曜 |
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