22 June 2021

IMA next #023審査員 ヘレン・ファン・ミーネ、
テーマ「CHANGE」にまつわるQ&A

22 June 2021

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IMA next #023審査員 ヘレン・ファン・ミーネ、テーマ「CHANGE」にまつわるQ&A | ©︎ Hellen van Meene

©︎ Hellen van Meene

毎月IMAが開催するオンライン写真コンテスト「IMA next」では、毎回異なるテーマを掲げ、写真家やキュレーター、編集者などがゲスト審査員となり優れた作品を選出。7月26日(月)まで応募受付中のコンテストでは、オランダを代表する現代写真家のヘレン・ファン・ミーネが審査を行う。今回のテーマである「CHANGE」にまつわる5つの質問をファン・ミーネに聞いてみた。

Q. テーマ「CHANGE」に込めた思いとは?

A. コンテストに応募する際、写真家は自身の作品をよく見直すべきだと思います。いまは、変化するときなのか?これまでと同じ方法で制作を続けるべきなのか?審査員に作品を見せる前に、真摯に、そして真剣に自身の作品に向き合ってから、作品を提出してもらいたいと考えています。

Q. パンデミックによって私たちの日常は大きく変わりましたが、ご自身の生活において変化した点はありますか?

A. 自分自身の展覧会を開催すること、そして誰かの展覧会を訪ねることがとても恋しいと感じるようになりました。

Q. あなたの作品に変化をもたらしたエピソードがあれば教えてください。

A. 犬の写真を撮ったことは、私にとって転機となりました。私は犬が怖かったので、犬を被写体にした写真を制作するなんで思いもしませんでしたが、いまでは、とても自然に撮影できるようになりました。

©︎ Hellen van Meene

©︎ Hellen van Meene


Q. 今後のプランを教えてください。

A. まだ制作中です。

Q. 応募を検討している方々にメッセージをお願いします。

A. あなたが応募しようとしている作品には、あなたにインスピレーションを長い間与え続けるクオリティがあると思いますか? 日毎に消えていくInstagramに投稿した写真より残り続けるものでしょうか?

世の中を取り巻く大きな変化から、ささやかな心の揺らぎまで、私たちの世界は常にたくさんの変化に満ちている。そして私たちは変化していく日常に順応することで、幾度も立ちはだかってきた壁を乗り越え、写真は人生のあらゆるステージにおいて、変化やチャレンジを多種多様に記録してきた。またそれぞれにとって変化とは何かを考えることから生まれる写真もあるだろう。「CHANGE」という抽象的な言葉から湧き出るさまざまな変化の記録や兆しを、写真で可視化してみてほしい。写真を通じて自分たちが歩んできた軌跡、あなたが感じた「CHANGE」を振り返る機会となるかもしれない。

ぜひヘレン・ファン・ミーネが審査をする第23回「IMA next」にご参加を!

ヘレン・ファン・ミーネ

タイトル

「IMA next」THEME #23“CHANGE”

応募期間

2021年5月11日(火)~7月11日(日)7月26日(月)

応募料金

2,000円/1エントリー

URL

https://ima-next.jp/entry/change/

ヘレン・ファン・ミーネ|Hellen van Meene
1972年、オランダ・アルクマール生まれ。写真家と被写体の関係における親密さをとらえ、被写体の中にある正直さや無防備さを引き出し、不完全な美しさを際立たせる作品を通して、過去20年間にわたり、ポートレイト写真に現代的な解釈を与え続けてきた。グッゲンハイム美術館、アムステルダム市立美術館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館など、世界の主要な美術館に作品が収蔵されている。これまでに『Portraits』、『Japan Series』、『New Work』、『Tout va disparaître』、『The Years Shall Run like Rabbits』の5冊のモノグラフを刊行。

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