久家靖秀「MELFOTO>Mnemosyne」展が、6月19日(土)より学芸大学・BOOK AND SONSにて開催される。
2021年、約10年ぶりとなる新作写真集『Mnemosyne』を刊行した久家。二人のパフォーマー〈砂山典子(ダムタイプ)、池宮中夫(ノマド-s)〉に出会いはじまったこのシリーズは、これまで制作してきた作品の延長線上にありながらも、まったくの新しい表現となった。身体表現の瞬間をとらえ絵画的に変換した本作は、わたしたちの身体、そして個々の記憶や概念との接続を試みている。デジタルカメラやスマートフォンの進化により、常にピントが合っている状態が普通となったいま、ディテールを捨象することによって象徴としての身体になることで、イメージは私たちの脳内に浸潤し絵画的記憶や経験と滑らかに繋がっていく。
画像のイメージ認識と分類の単純な連結を変更し、「作品を鑑賞する場」「その作品が撮影された時と場所」「鑑賞者の記憶や概念、時に豊かな物語」をつなぐ事を目論む写真をMELFOTO(令和朦朧体写真)と呼ぶ久家。ぼかし抽象化されたイメージは私たちの中に溶け込み、過去から未来まで自由に横断する。
本展では写真集『Mnemosyne』に収録された作品に一部新作及動画を加え、約20点の作品が展示される。
タイトル | 「MELFOTO>Mnemosyne」 |
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会期 | 2021年6月19日(土)~7月4日(日) |
会場 | BOOK AND SONS(東京都) |
時間 | 12:00〜19:00 |
休館日 | 水曜 |
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