福島あつし「ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ」展が9月25日(土)までIG Photo Galleryにて開催中。
1981年生まれの写真家・福島による本展は、2019年にKG+ SELECTでグランプリを受賞し、翌年KYOTOGRAPHIE 2020でメインプログラムとして展示された作品「弁当 is Ready」を写真集『ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ』(青幻舎より8月末刊行)出版にあたり改題し、写真集に掲載された写真をもとに構成、展示されるもの。今年3月にはNHK Eテレ「ハートネットTV」でも取り上げられ話題を呼んだ作品だ。
アルバイト情報誌で偶然目にした高齢者専門弁当配達のアルバイトを20代前半で始めた福島。弁当店オーナーの勧めで配達先の老人たちを撮影し始めたものの、彼らの部屋やポートレートを撮影すること、それを展示し観客に見せることについて悩み、葛藤を考えながら10年間をかけて自身が彼らから受け取ったものを受け入れ、表現することにたどり着いた。ジャーナリストのように社会問題を提起するのではなく、パーソナルな視点による記録写真である。
タイトル | 「ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ」 |
---|---|
会期 | 2021年8月10日(火)~9月25日(土) |
会場 | IG Photo Gallery(東京都) |
時間 | 12:00~20:00(最終日は18:00まで) |
休廊日 | 日月曜・祝日 |
URL |