田代一倫、百瀬文「新・今日の作家展2021 日常の輪郭」が、10月10日(日)まで横浜市民ギャラリーで開催中。
年次展覧会「新・今日の作家展」は、同時代の表現を多角的に取り上げ、幅広い世代の作家の作品を通して現代美術を考察している。本年は「日常の輪郭」を副題に、写真と映像を主なメディアとして、撮る/撮られる、見る/見られるといった関係や、人々の間にある見えない境界を問いながら制作する二名の新作を含む作品を紹介。
田代一倫は、故郷・福岡を含む九州北部や韓国、東日本大震災以降の三陸や福島など各地を訪ね、それぞれの土地と人、地域性との新鮮な出会いから肖像写真を撮影してきた。百瀬文は、人と人とのコミュニケーションの間に生じる欲望や抑圧、身体のあり方を主題に制作を展開している。
本展は、出来事の複層性や自己と他者との関係性のゆらぎをあらわす作品を通じて、なにげなく過ごしていた時間を思い起こしたり、見慣れた環境や物事を再認識したりすることにより、私たちの日常の曖昧な輪郭をとらえながら“今日”に向き合うきっかけをつくる。
タイトル | 「新・今日の作家展2021 日常の輪郭」 |
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会期 | 2021年9月18日(土)~10月10日(日) |
会場 | 横浜市民ギャラリー(神奈川県) |
時間 | 10:00~18:00 |
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