写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するとともに、新しい創造活動を紹介する場として、2002年より東京都写真美術館で開催されている「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家」展。その18回目となる展覧会が1月23日(日)まで開催中。
今回のテーマは「記憶は地に沁み、風を越え」。グローバル化とボーダレス化のあり方が変容し続ける社会にあっても、歴史、風習、伝承など、それぞれの地域や土地特有の記憶はさまざまな形で遺り続け、そこには多様な価値観が存在する。その一方で私たちの想いは、ときに風のような軽快さをもち、あらゆる境界を越え、他者と向き合う方法を見出してくれる。居続けることと移動を繰り返してきた人類の歴史の中で、私たちはどのように土地・風景と対話し、他者とどのように関わることができるだろうか?そこに存在した記憶をそれぞれの方法で表現する5組の作家の作品は、言語や場所を越えていまを生きるための想像力を与えてくれるだろう。
また、1月14日(金)17:30~19:00には参加作家の潘逸舟と池田宏によるアーティスト・クロストークも開催予定。会期も残りわずかとなっているので、まだという方はどうぞお見逃しなく。
▼出展作家
吉田志穂、潘逸舟、小森はるか+瀬尾夏美、池田宏、山元彩香
タイトル | 「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18」 |
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会期 | 2021年11月6日(土)〜2022年1月23日(日) |
会場 | 東京都写真美術館 3階展示室(東京都) |
時間 | 10:00〜18:00(木金曜は20:00まで/入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(月曜が祝休日の場合は開館、翌平日休館) |
料金 | 【一般】700円【学生】560円【中高生・65歳以上】350円 |
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