16 November 2022

佐藤健×マリオ・ソレンティ『Beyond』
パリを舞台にコラボレーションした初のアートブック

16 November 2022

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© Mario Sorrenti c/o Art Partner Bourse de Commerce - Pinault Collection, Paris, 2022 © Tadao Ando Architect & Associates, Niney et Marca Architectes, agence Pierre-Antoine Gatier

© Mario Sorrenti c/o Art Partner
Bourse de Commerce - Pinault Collection, Paris, 2022
© Tadao Ando Architect & Associates, Niney et Marca Architectes, agence Pierre-Antoine Gatier

ニューヨークを拠点とする世界的フォトグラファーのマリオ・ソレンティと俳優の佐藤健が、パリを舞台にコラボレーション。ユニバーサルな写真作品を記録した初のアートブック『Beyond』が、11月14日(月)より予約販売中。

マリオ・ソレンティは、1990年代にまだ無名だった当時の恋⼈ケイト・モスがモデルを務めたカルバン・クラインの⾹⽔「オブセッション」の広告キャンペーン写真で⼀躍スターダムに。以降、⾃信に満ちた実験的な構図と洗練された⾊と光を⽤い、『ヴォーグ』などの⼀流雑誌から、シャネルをはじめ数々のブランドとのコマーシャルワークまで第⼀線で活躍している。

通常の写真集とは異なるアートブックとして、「ただ写真を撮ってもらうのではなく、ネットやインスタなどで⼀時的に消費されてしまうものとは全く違う写真を第⼀線で生み出し続けているマリオ・ソレンティとのコラボレーションとして、今後に残るアートとしての作品をこの機会に全力で生み出したい」と挑んだ今回のプロジェクト。

超多忙な両者が2022年9⽉のたった二日だけパリに集うことができたセッションは、早朝から午前0時を回るまで、マリオ・ソレンティのエモーションにこれまで自身を培ってきたすべてをもって⼀歩も引くことなく佐藤が応え続け、互いのクリエイティブが繋がり合う現場となった。コロナ禍の撮影でありながら、コラボレーションの相手にあえて海外のフォトグラファーを迎えた理由は、佐藤がその圧倒的な建築をリスペクトする世界的建築家・安藤忠雄との取材を通した対談で、「この先、人口が増えて環境が侵食され、異常気象による巨大災害が頻発するなど困難な時代がきたとき、国境を超えた人々の心がひとつになれるように、“地球で共に生きている”という意識を、分野を超えたテーマとして、俳優という職業を通じて世界へ発信していってほしい」という言葉を託されたことがひとつのきっかけに。撮影の地をパリとしたのも、安藤の長年の挑戦が成就した現代美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」の空間とのコラボレーションを、佐藤が望んだことにある。一方で、佐藤の2023年のトラベローグ・カレンダーはタイトルを「Origin」とし、自身もまた圧倒的であることを諦めることなく挑んだ「Beyond」のまさに“原点”として、安藤建築に初めて触れた瀬⼾内・直島を再訪している。

アートブックのデザインは、台北を拠点に国際的に注目を集めるアジアを代表するアートディレクター、アーロン・ニエ(聶永真)。以前から「世界に向けて、まずはアジアで火がつく日本発のドラマを作ることが、明快な目標」と語る佐藤のアジアへの意識が投影されている。

タイトル

『Beyond』

出版年

2022年

価格

20,000円

仕様

348mm×257mm/96ページ(仮)

URL

https://colavoshop.jp/special/beyond/

© Mario Sorrenti c/o Art Partner

© Gray Sorrenti

Aaron Nieh

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