「祈り・藤原新也」展が1月29日(日)まで東京・世田谷美術館にて開催中。
1944年に福岡県門司市(現・北九州市)に生まれた藤原。東京藝術大学在学中に旅したインドを皮切りにアジア各地を旅し、写真とエッセイによる『インド放浪』『西蔵放浪』『逍遥游記』を発表。1983年に出版された『東京漂流』はベストセラーとなり社会に衝撃を与え、また同年に発表された『メメント・モリ』は若者たちのバイブルとなった。1989年にはアメリカを起点に西欧へ足をのばし、帰国後は少年時代を過ごした門司港で撮影した『少年の港』をはじめ、国内にカメラを向ける。旅のはじまりから50年後には大震災直後の東北を歩き、そしていま、新型コロナウイルスによって無人となった街に立ち、自身の歩んできた道のりと根幹にある人々への思いを「祈り」というタイトルに込めた。
藤原の表現活動で特筆すべきは写真、文筆、絵画、書とあらゆるメディアを横断し、それぞれの領域において秀でた表現を獲得していることだろう。本展は「祈り」をキーワードに初期作から最新作までの作品が一堂に展示され、藤原新也の多彩な仕事を立体的に展開する。
タイトル | 「祈り」 |
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会期 | 2022年11月26日(土)〜2023年1月29日(日) |
場所 | 世田谷美術館(東京都) |
時間 | 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜日(祝休日は開館、翌平日休館) |
料金 | 【大人】1,200円【65歳以上】1,000円【大高生】800円【中小生】500円 |
URL | https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00211 |