6名のアーティストが参加するグループ展「遊歩する分人」が、12月3日(土)より恵比寿のMA2 Galleryで開催される。
本展は1992年以降に生まれた若手の作家とキュレーターを連ねた、彫刻、絵画、写真にて構成された企画展。出展作家は遠藤文香、大野陽生、小森紀綱、菅原玄奨、多田恋一朗、山縣瑠衣の6名。
“複雑な事象の関係性を複雑なまま引き入れようとすること”について思考する本展。わかりやすさに争うため、正しさのみが何かを救う方法ではないことを知るために、越境性の彼方で押しつぶされないために、これらの実践が複雑さから見る/知るという行為の反芻性を問う機会になる。
6名のアーティストの作品は、小さな事象から複雑なものごとを解釈していくように対象を観察することで不確かな存在を探る手引きになるだろう。そうした観察と作品の手触りに焦点を当てさまざまなパースペクティブの圏内で重ね合わせることは、微分的な差異に解釈の余地とゆらぎを与える。思考と思考が繋がることで作品同士に関係性という秩序が生まれるように、いくつかの実践もまた複雑なものを複雑なものとしてとらえ直すことに通ずるだろう。
タイトル | 「遊歩する分人」 |
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会期 | 2022年12月3日(土)〜12月13日(火) |
会場 | MA2 Gallery(東京都) |
時間 | 12:00~19:00 |
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