1967年に出版され、現代美術・芸術写真の文脈で重要な意義を持つ歴史的マスターピースともいえるアンディ・ウォーホルとジェラード・マランガの共著『Screen Tests / A Diary』。
本書のもととなる映像作品「Screen Tests」は1960年代、ウォーホルがニューヨークのマンハッタンに構えた作品制作スタジオ「ファクトリー」で、ウォーホルとマランガが訪問者たちを被写体にして制作した作品。固定した16ミリカメラで彼らのバストアップを撮影し、カメラを向けられた人々がその前でただジッとしている様子を記録した本作は、ウォーホルが初期に手がけた実験映画として知られている。多くの著名人が斬新な「肖像」としてウォーホルに制作依頼したシルクスクリーン作品と同様に、新しいポートレートのあり方を美術史に刻んだ。
そのフィルムの一部をプリントした写真と、マランガの散文詩が淡々とページを連ねる本書の復刻版が、初版刊行から50年の歳月を経た今年、オリジナルを忠実に再現し刊行される。また本書の刊行に合わせ、5月12日(金)より恵比寿・POSTで開催される展覧会「Screen Tests / A Diary」では、本書に収録されているポートレート写真と散文詩を用いたインスタレーションで構成される。
タイトル | 『Screen Tests / A Diary』復刻版 |
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価格 | 4,800円+tax |
発行年月日 | 2017年5月12日(金) |
仕様 | ソフトカバー/253mm×188mm/216ページ |
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