高野ユリカの出身地である新潟県長岡市に落とされた模擬原子爆弾投下の出来事を主題とするプロジェクト「REGARDING THE ECHO OF OTHERS」展が、4月16日(日)まで横浜市民ギャラリー1Fで開催中。
1945年の広島と長崎に原子爆弾が落とされる二週間ほど前、米軍はパイロットのための原爆投下訓練として全国に49発の模擬原子爆弾を投下。この模擬原子爆弾は形状や重さは長崎に落とされたファットマンと全く同じ作りで、中身はプルトニウムではなくTNT火薬が詰められていた。本展では、模擬原子爆弾投下跡地での写真群に加え、自作のピンホールカメラで撮影した長岡の花火の写真、史実と作家のリサーチ資料、音楽家の梅原徹とのフィールドレコーディング作品、映像作品などさまざまなメディアで構成される。
土地や個人の物語のリサーチを通して大文字の歴史に応答する個人の歴史と向き合う、高野による初めての個展となる。
タイトル | 「REGARDING THE ECHO OF OTHERS」 |
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会期 | 2023年4月6日(木)~4月16日(日) |
会場 | 横浜市民ギャラリー(神奈川県) |
時間 | 10:00~18:00(最終日のみ14:00まで) |
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