現在、新宿のスプラウト・キュレーションでは、「幽霊の道具|6人の写真家によるグループ展」というユニークなタイトルの展覧会が開催中。
宇田川直寛と横田大輔が発起人となり、彼らが声をかけた草野庸子、濵本奏、古田直人、渡邊聖子が参加している。ここで言う「道具」とはカメラではなく6名の写真家たちを、そして「幽霊」の意味するところは、外界あるいは対象を指す。同会場で開催された前展「写真鉱山」と同様に、「モノ〔対象〕が私たちのことを考えている」という哲学者ジャン・ボードリヤールの写真論をコンセプトとして継承し、自身が「写真に突き動かされている」と感じている宇田川と横田が、その意味でシンパシーを感じる作家をセレクトした。参加作家が代表作を展示する、いわゆる網羅型の展示ではなく、写真の現在形のひとつの様相を微分するような試みとなっている。
タイトル | 「幽霊の道具|6人の写真家によるグループ展」 |
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会期 | 2023年6月3日(土)〜7月2日(日) |
会場 | スプラウト・キュレーション(東京都) |
時間 | 13:00〜19:00(日曜は13:00〜17:00) |
定休日 | 月〜水曜 |
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