若木信吾「Anonymous from 20 years stacks」展が、10月13日(金)より福岡・OVERGROUNDで開催される。
若木の最新展となる本展では、1998年~2018年の約20年の間にライカの35mmフィルムで撮影した膨大なテストプリントの束の一部が展示される。
旅先で偶然出会ういつの時代に誰がどこで撮ったのかさえわからない写真。アノニマス・フォトともいわれるそれらの写真には、写されている対象以上に撮影者の被写体への想いや背景が、時間の経過とともに褪色や紙の劣化といった物自体に現れ、純粋な写真表現とはまた別の写真の深さを感じ取ることができる。
日本初公開となる本作は、長らく倉庫で保管していた若木が撮影した20年分の写真からセレクト用に焼いたテストプリントを自身で探し集め、キュレーターに預けてセレクトさせた写真を出展。データで保管(記憶)する現代に写真という物としての過去がどのような意味を持つのか。
なお、会期中10月14日(土)には、若木と本展キュレーターの藤木洋介が本作について紐解くトークショーイベントを開催。また一日限定の特別上映イベントとして、1996年に友人のマイク・ミンと車でアメリカを横断しながら本作を制作していたときのドキュメンタリー映像は上映される。
タイトル | 「Anonymous from 20 years stacks」 |
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会期 | 2023年10月13日(金)〜10月29日(日) |
会場 | OVERGROUND(福岡県) |
時間 | 13:00〜19:00 |
定休日 | 火水曜 |
入場料 | 500円 |
URL | https://overground.asia/exhibition-1/whn6aj192ifnx4egrh98vmzc106xu2 |