写真を通して自身と社会が交差する接点に生じる「イメージ」の探求を続ける志賀理江子。1980年に愛知県に生まれ、2008年から宮城県に拠点を移し制作活動を行っている。
本展「志賀理江子 ブラインドデート」では、2009年にバンコクの恋人たちを撮影したシリーズ「ブラインドデート」を始まりとして、「弔い」「人間の始まり」「大きな資本」「死」などをめぐる考察と物語が綴られていく。出展作品は、写真プリントのほかに約20台のスライドプロジェクターによってインスタレーションを構成。会場に置かれたプロジェクターの点滅は、生、暗闇と光、この世界に相反しながら同時に存在するものごとの隠喩でもある。
なお、会期中には関連プログラムが多数予定されており、志賀の制作スタジオ「スタジオ・パーラー」の本棚より、世界中から集められた書籍の数々を2Fの美術図書室に配架するほか、志賀が聞き手となり、選書の中から執筆者を迎えてのリレートークが行われる。
タイトル | 「志賀理江子 ブラインドデート」 |
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会期 | 2017年6月10日(土)~9月3日(日) |
会場 | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県) |
時間 | 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 無休 |
観覧料 | 【一般】950(760)円【大学生】650(520)円*高校生以下または18歳未満・丸亀市内在住の65歳以上・各種障がい者手帳をお持ちの方は無料/( )内は前売りおよび20名以上の団体料金/同時開催常設展の観覧料含む/8月19日(土)、20日(日)は1階ゲートプラザにて「まるがめ婆娑羅まつり」開催のため観覧無料(当日は展示室内に音が響く場合あり) |
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