小林健太は1992年、神奈川県生まれ。昨年の初個展「#photo」(G/P gallery、東京)を開催以来、フォンダツィオーネ・プラダでのグループ展「GIVE ME YESTERDAY」(ミラノ、2016~17年)、国際フォトフェスティバル「FORMAT」(ダービー、イギリス、2017年)に参加し、評価を高めてきた。
本展タイトルにもなっている「自動車昆虫」は、小林による造語。昆虫が群をなして知性を獲得し、交通網のようなネットワークを構築して活動していくように、この社会で営む人間たちを「自動車昆虫」に例え、グリッドの境界線の間に存在する割り切れないものや、未分化な状態に宿るもうひとつの秩序・美学へと意識を向ける。
本展「自動車昆虫論/美とはなにか」では、Photoshopの指先ツールで画像データを編集加工した「#smudge」シリーズの写真プリント、ビデオ作品をはじめ、床に焼いた正方形のタイルを並べたインスタレーションなど、身体に直接的な経験を促す意欲的な新作を発表する。
タイトル | 「自動車昆虫論/美とはなにか」 |
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会期 | 2017年6月3日(土)~8月12日(土) |
会場 | G/P gallery(東京都) |
時間 | 12:00~20:00 |
休廊日 | 月曜 |
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