08 May 2024

岡田舞子が捉えた人工的な光とは?個展開催

08 May 2024

AREA

東京

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東京・御徒町の229GALLERYにて、岡田舞子による写真展「Retina」が5月11日より開催される。

本展のテーマは、岡田の震災の経験に基づいた“人工的な光”。人々の生活を照らす人工の光を失った夜の街並みは、人工の光そのものが日常における安定の象徴であったことを反証する。

ステイトメント
18歳の頃、地元で地震が発生し、その影響で1週間ほど停電が続いた。夜は街中の灯りがないためか 見たこともないほどの美しい星空が広がっているのが見えた。しかし、同時にその闇に包まれた街並みは、 私にとっての安定を一変させた。光がなければ私は何もすることができなかった。この時から私は人工的な 光に対して関心を持ち、同時に安らぎとも呼べる感情を抱くようになったのかもしれない。

飛行機や電車の中から見る都市の輝きや夜の住居の窓辺の光を観察する。その中には目には見えない 人々の営みが垣間見える。私はこれらの人工的な光を、人の細胞の一部として捉えてきた。その光の側 面を具体化するためカメラのセンサーを使用した。頭部にヘッドライトを装着し、その光をガラス越しにセン サーに向けた。このプロセスによって記録される光の屈折は浮遊するイメージとして書き出される。
センサーが作り出した像はまるで新たな眼として機能し、頭部に装着したヘッドライトは私の手のように光を 描き出す手段として作用した。

タイトル

Retina

会期

2024年5月11日(土)〜6月10日(月)

会場

229GALLERY(東京都台東区台東4-24-2)

時間

12:00~20:00(火・水・木曜日は19:00まで)

休館日

無休

料金

無料

URL

https://www.u-r-u.net/

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