東京・御徒町の229GALLERYにて磯部昭子の個展「世(よ)」が開催中だ。
磯部は、広告や雑誌、CDジャケットなどの撮影を手がける傍ら作品を制作。独特の色使いと構成が特徴的だ。本展は、個人的な記憶を媒介にしながら、「世」という目に見えない膜のような存在を探っていく試み。
「私」を取り巻く小さなおまじないのような習慣や祈りの気配、家族の記憶、信じることと恐れることの狭間。写真はそれらを断ち切るのではなく、むしろ接続するための道具として機能する。「かわいい」と「恐い」、「信仰」と「遊び」が地続きに存在する世界の、微かなほころびを捉えたいと磯部は考察。
今回の展示では、ダンサーの高村月を被写体に迎え、地下に位置するギャラリーならではの独特な空間性を活かした撮影を行った。また、プロジェクターによる映像作品の上映に加え、息子の夢から着想を得た静物作品や、写真の上にペイントを施した作品など、多角的な表現を展開する。
| タイトル | 世(よ) |
|---|---|
| 場所 | 229GALLERY(東京都台東区台東4-24-2 B1F) |
| 会期 | 11月1日(土)~17日(月) |
| 時間 | 12:00~19:00(土日祝日20:00まで) |
| 休み | 無し |
| 料金 | 併設カフェにてワンドリンクオーダー制 |
| URL | http://www.isobeakiko.com/?fbclid=PAZnRzaANyg4hleHRuA2FlbQIxMQABp4XIRyyYrGMtv49s6oKYI-0DgVlMh0l_WILxCWPS8qgSCsHGe4lM4CoR7OQs_aem_cQR640UOLMJqMLEIXnRSww |
