28 December 2025

樹拓で時間を可視化する宮森敬子展

28 December 2025

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No matter what, I am still a part of it.(それでも、私は世界の一部としてある)

東京・新宿のphotographers’ galleryにて1月9日より宮森敬子の展示「No matter what, I am still a part of it.(それでも、私は世界の一部としてある)」が開催される。

宮森はニューヨークと横浜を拠点に、極薄の手漉き和紙に樹木の表面を写し取る樹拓(フロッタージュ)を用いて、時間や記憶の痕跡といった目に見えない現象を静かに可視化する表現を続けてきた。

本展では、2021年より継続している長期プロジェクト《TIME》と、新作インスタレーション《No matter what, I am still a part of it. 》を発表する。《TIME》は、宮森が日々採取している樹拓を、小さなガラス箱に封じ続けているプロジェクト。今回の展示では、1000日分の《TIME》として、1000個のガラス箱が積み上げられ時間の堆積を立体的に示す。また、1日目から1000日目までのプロジェクト全体を収めた写真も、大きな時間の景観として提示。

《No matter what, I am still a part of it. 》は新作。作家自身の30日間をもとに構成されたインスタレーション。30枚の樹拓と、それぞれの樹拓から1箇所ずつ切り抜かれた「部分」と、さらにそこから切り抜かれた「部分の部分」とが展示空間に配置される。来場者は空間に散りばめられた小片を探し出し、複数の層にまたがる静かな対応関係を結ぶことができる。

これら二つの作品は、「時間」と「空間」の概念を塊と散りばめによって見せていることにおいて対照的だが、ともに断片が全体の一部である点において共通している。そして、手のひらに乗るほどのこれら小さな断片は、どんな儚い存在も大きなものに繋がり、また影響を与える鍵となり得ることを静かに示唆する。

1月17日18時からは、宮森が美術協力した、移民をテーマとするドキュメンタリー映画「海でなくてどこに」(大澤未来監督)の上映とアフタートークが開催される(定員25名要予約、1000円)。

タイトル

No matter what, I am still a part of it.(それでも、私は世界の一部としてある)

場所

photographers’ gallery(東京都新宿区新宿 2-16-11-401)

会期

2026年1月9日(金)〜18日(日)

時間

12:00~20:00

休み

無し

料金

無料

URL

https://pg-web.net/

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