31 March 2026

家族写真の歴史民俗学や川内倫子の部屋も「TOPコレクション Don't think. Feel.」展が幕開け

31 March 2026

AREA

東京

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田村栄《てのひらのヒナ(孵化3日目)》〈多摩川の鳥〉より 1954-60年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

4月2日より、東京都写真美術館にて「TOPコレクション Don’t think. Feel.」展が開催される。本展は東京都写真美術館が収蔵する約39,000点の写真・映像作品の中から、約160点が紹介される。

本展のテーマは、AI時代における「感触」。「感触」とは狭い意味での触覚だけではなく、「ものに触れて感じること」を指す。現代では人工知能(AI)の急速な社会進出によって、これまで人間に特有のものとされてきたさまざまな技術や能力の優位性が揺らいでいる。こうした時代背景においてこそ、真の人間力について考えることに意義があるはず。

このコレクション展では、文化、芸術に特有の共感覚や、感性的なコミュニケーション、想像力の可能性を考えるという。「感じること」の重要性を説いた香港の武術家・俳優・哲学者ブルース・リー(1940-73)の言葉「Don’t think. Feel.(考えるな、感じろ。)」を手掛かりとして、当館の写真作品から五感を触発する作品を選んだ表題のセクションを中心に、短編小説集のように5つの小テーマで構成するオムニバス形式の展覧会となる。第1室「Don’t think. Feel.」を起点に、第2室「家族写真の歴史民俗学」、第3室「川内倫子〈Illuminance〉」、第4室「記憶の部屋」、第5室「イメージの奥にひそむもの」と、「感じること」を根底に、それぞれのテーマに沿った作品が紹介され、五感を触発する作品が展開される。また展示作品を触図にした体験コーナーが設置され、見るだけではない、触覚と写真との関係を探る試みも行われる。現代ならではのテーマである「感触」を通じて並べられた名品たちに触れてみてはいかが?

タイトル

TOPコレクション Don’t think. Feel.

場所

東京都写真美術館 3階展示室(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)

会期

4月2日(木)~6月21日(日)

時間

10:00〜18:00(木・金曜日は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで

休み

毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日は休館。ただし5月4日は開館。5月7日は休館)

料金

一般700円(560円)、学生560円(440円)、高校生・65歳以上350円(280円)

URL

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-5415.html

川内倫子《M/E》2022年 2チャンネル・ヴィデオ 東京都写真美術館蔵

恩地孝四郎〈博物志〉より 1938-42年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

齋藤陽道《星の情景》〈せかいさがし〉より 2019年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵

吉田志穂〈砂の下の鯨〉より 2021年 インクジェット・プリント 東京都写真美術館蔵

森村泰昌《独裁者はどこにいる1》〈なにものかへのレクイエム〉より 2007年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

稲越功一〈記憶都市〉より 1986年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

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