写真家・映像作家の吉川慎太郎(SHINTARROW)による写真展「REVERSE MEDIATOR」が、2026年7月29日まで、東京・汐留の共同通信社ギャラリーウオークで開催されている。ローマ、バチカン、ハンガリー、ベトナム、小豆島など、各地で撮影された風景を通して、場所に宿る記憶や気配を見つめる展覧会だ。
吉川はこれまで、保護猫や人物、地域、医療・福祉、旅先の風景などを対象に、写真と言葉を組み合わせた作品を制作してきた。本展に並ぶのは、ローマの石畳の坂道やバチカンの祈りの空間、ハンガリーの湖畔、ベトナムの市場、小豆島の海辺など、実在する場所を捉えた作品群。会場では写真に言葉を重ねた高さ170cmのパネルが展示され、写真と言葉が交差する空間として構成されている。
展覧会タイトルの「REVERSE MEDIATOR(反転媒介)」には、目の前に見えている風景と、その奥に潜む記憶や気配をつなぐもの、という意味が込められている。写真に写るのは現実の風景だ。しかし、そこに光や記憶、見る者自身の想像が重なることで、場所は単なる記録を超え、別の意味を帯び始める。吉川は、写真と言葉によって生じるその「静かな反転」に目を向ける。
また本展は、2023年の「CATS MOMENT OF TRUTH」、2025年の「LIVE PASSENGER」に続く、共同通信社ギャラリーウオークでの3度目の展示となる。保護猫たちのまなざし、小豆島を行き交う人々の時間、そして世界各地の風景と空間。一見異なる三つのテーマは、「場所に宿る記憶や気配」を見つめる一連の実践として位置づけられている。
| タイトル | 吉川慎太郎 写真展「REVERSE MEDIATOR」 |
|---|---|
| 場所 | 共同通信社ギャラリーウオーク(東京都港区東新橋1-7-1 汐留メディアタワー3階) |
| 会期 | 2026年7月1日(水)〜29日(水) |
| 休み | 無し |
| 料金 | 無料 |
| URL | https://shintarrow.jp/ |
