29 August 2026

抹茶と写真をつなぐ。米Ooikaが写真家のためのアーティスト・イン・レジデンスを始動

29 August 2026

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アメリカ・ニュージャージー州プリンストンを拠点とする抹茶ブランドOoikaが、写真およびイメージベースの表現に取り組むアーティストを対象とした初のレジデンスプログラム「oAIR(Ooika Artist-in-Residence Program)」を始動した。9月7日(米国東部時間)まで、参加アーティスト1名を募集している。

Ooikaが着目するのは、一見異なる「抹茶」と「写真」に共通するクラフトとしての側面だ。同社は日本の生産者から仕入れた碾茶をアメリカで石臼挽きし、シングルオリジンの抹茶を提供してきた。oAIRでは、日本の抹茶づくりに見いだしてきた技術や手仕事への姿勢を、アメリカにおける写真表現の創造性へと接続することを目指す。

選出されたアーティストには、約1カ月の滞在期間中、3,000ドルの制作支援金と家具付きの個室、専用スタジオを提供。さらにEpson SureColor P9000プリンターを使用できるほか、Ooikaのフォトブック・ライブラリーや地域のアートコミュニティとのネットワークも活用できる。ニューヨークからアクセスしやすいプリンストンを拠点に、ひとつの作品やプロジェクトを集中的に発展させる環境が用意される。

特徴的なのが、制作から発表までを一体化したプログラム設計だ。レジデントは滞在の序盤、中盤、終盤に選考委員との1対1のセッションを実施。10月24日、25日にはプリンストンで成果展を開催し、24日にはアーティストトークも行う。作品は展覧会だけでなく、OoikaのウェブサイトやSNS、限定商品パッケージ、年刊の「oAIR zine」でも紹介される予定だ。

選考委員には、ピエール・エルメ・パリ・ジャポンの元代表で、食と現代アートを横断するプロジェクトにも携わってきたRichard Ledu、写真家Marshall Scheuttle、アーティストで出版レーベルKGP MONOLITHを主宰するKris Gravesが名を連ねる。作品の強度や制作の厳密さに加え、レジデンスを通じた成長の可能性や環境との適合性などから1名を選出する。

写真を単なる記録手段ではなく、人や土地、その背景にある文化を伝えるメディアとして捉えるOoika。日本の茶文化をアメリカで紹介してきたブランドが、その思想を写真文化へと広げる新たな試みとなる。

oAIR 2026 Ooika Artist-in-Residence Program
応募締切:2026年9月7日 21:00(米国東部時間)
選考結果:9月14日通知予定
滞在期間:2026年9月28日(月)〜10月26日(月)
場所:プリンストン、ニュージャージー州、アメリカ
対象:写真およびイメージベースのメディアで活動するアーティスト
採用人数:1名
支援内容:3,000ドルの制作支援金、家具付き個室、専用スタジオ、Epson SureColor P9000の使用など
成果展:10月24日(土)、25日(日)
アーティストトーク:10月24日(土)
応募:https://ooika.co/oair

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