ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、第416回企画展「田中義久 ARCHIVE / ACHIEVE」が開催されている。本展では、グラフィックデザイナーの田中義久がこれまで手がけてきた仕事を振り返りながら、クライアントとの継続的な協働を通して取り組んできた視覚言語のあり方を紹介するとともに、一過性にとどまらないデザインの形式そのものに目を向ける。
グラフィックデザインは、社会のなかで使われ、流通し、時に役目を終えながらも、その時代の視覚文化や技術、思想をとどめる重要な資料だ。会場では、DNP文化振興財団の所蔵するコレクションをはじめ、企業や大学機関に保存されたデザイン資料を手がかりに、デザインの過程や印刷物がどのように保存され、分類され、展示されていくのかを検証していく。その一環として、田中義久が継続して研究してきた和紙を用いた保存容器や展示什器、資料を包むための構造を新たに制作。アーカイブを支える箱、紙、台紙、分類、展示台といった、通常は表に現れにくい要素を、グラフィックデザインの実践として捉え直す。
アーカイブとは、過去を閉じ込めるための場所ではなく、未来に向けて開かれるための仕組みでもある。本展は、グラフィックデザインの成果を展示するだけでなく、それらを残し、受け渡していく行為が、次の時代にどのような文化的価値をもたらすのかを考える試みだ。
会期中にはギャラリートークも開催予定。詳細は決まり次第ギャラリーのホームページに掲載されるので、そちらをご確認いただきたい。
| タイトル | 田中義久 ARCHIVE / ACHIEVE |
|---|---|
| 場所 | ギンザ・グラフィック・ギャラリー(中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1) |
| 会期 | 2026年9月4日(金)〜10月21日(水) |
| 時間 | 11:00〜19:00 |
| 休館日 | 日曜、祝日 |
| 入場料 | 無料 |
| URL |
