07 September 2026

花代、30年の軌跡を京都でたどる。タカ・イシイギャラリー京都で個展開催

07 September 2026

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花代 「よのなかばかなのよ Are we not drawn onward, we few, drawn onward to new era?」 © Hanayo

花代 「よのなかばかなのよ Are we not drawn onward, we few, drawn onward to new era?」 © Hanayo & Reiji Saito

花代 「よのなかばかなのよ Are we not drawn onward, we few, drawn onward to new era?」 © Hanayo

タカ・イシイギャラリー京都は、花代による個展「Hanayo V – よのなかばかなのよ Are we not drawn onward, we few, drawn onward to new era?」を2026年9月6日から27日まで開催する。1996年の同ギャラリーでの初個展から30年という節目にあたる5回目の個展となる。

本展では、ギャラリーが位置する京都市下京区矢田町に伝わる祇園祭の山鉾「伯牙山」の故事を主題とした新作映像を中心に、彫刻、書、舞踊、そして近年継続して制作している「箱」の中で展開される写真彫刻作品を発表する。

着想の源となったのは、中国の琴の名手・伯牙と、その音楽を深く理解した友人・鍾子期の物語だ。鍾子期の死後、伯牙は自ら琴を壊し二度と演奏しなかったという逸話は、「知音」という言葉の由来としても知られている。花代はこの物語を、自身が長年使い続けてきたカメラとフィルムの未来に重ね合わせた。

作家はステートメントの中で、フィルム写真文化の衰退に対する複雑な感情を語る。日常を写すための道具として親しんできた写真機とフィルムが失われつつある現実のなかで、「理解する人がいなくなったら写真機を壊すのか」という問いを投げかける。映像作品では、その思索が伯牙の物語と交差し、時空を超えた寓話として展開される。

会場では、花代の創作の根幹にある「続けること」への意志も浮かび上がる。舞踊や花柳界での経験、写真表現への長年の取り組み、そして変化し続ける社会への不安と祈り。フィルム文化の終焉を見つめながらも制作を続ける姿勢が、映像や写真彫刻、身体表現を横断しながら立ち現れる。

花代は1970年東京生まれ。芸妓、ミュージシャン、モデル、写真家として国内外で活動し、自身の日常を幻想的な色彩で切り取る写真やコラージュ、インスタレーションで知られる。近年は東京とベルリンを拠点に活動を続けている。

会期初日の9月6日15時には、『Frieze Magazine』編集長のアンドリュー・ダービンとの対談企画も開催。また会期最終日の9月27日には、アーティスト・木村友紀とのトークイベントも予定されている。

タイトル

花代「Hanayo V – よのなかばかなのよ Are we not drawn onward, we few, drawn onward to new era?」

場所

タカ・イシイギャラリー 京都(京都市下京区矢田町123)

会期

2026年9月6日(日)〜27日(日)

時間

10:00~17:30

休み

日~水曜日、祝日

料金

無し

URL

https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/exhibition/hanayo-v-are-we-not-drawn-onward-we-few-drawn-onward-to-new-era 

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