小林健太は1992年、神奈川県生まれの写真家。2016年に初個展「#photo」(G/P Gallery)を開催し、ニューヨーク、サンフランシスコでのグループ展に参加するなど国内外で活動の幅を広げている。
小林の作品を特徴付ける、写真の上に施されたデジタルアプリケーションによる筆跡は、キャンバスとなる写真とのやりとりを通して生まれたもので、小林の存在を印したタグでもある。小林はサイバースペースに流通する膨大な数の写真を濁流と見なし、新たな現象として認識。自身の撮った写真をそこに放流した途端に撮影者の意思とは無関係に拡散する状況に対し、写真家としての態度を模索している。
初出版となる本書は、小林が日々更新しているブログと同じタイトル。小林の主な被写体である生活の中で、彼が目にしてきたもの全てを表し、また彼が全ての写真に対して感じる興味や驚嘆が集約されている。
なお、本書は「拡張可能性」をテーマとし、今後Newfaveよりリリースされる『Everything』シリーズをバインドすることができる仕様となっている。
出版社 | |
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価格 | 4,800円+tax |
刊行年 | 2016年5月 |
仕様 | ソフトカバー/297mm×210mm/80ページ |
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