探検家であり写真家の石川直樹写真集『流星の島』が、SUPER LABOから刊行された。
本書の舞台は、石川が自分にとって島宇宙への入口だと語るトカラ列島。海の彼方からやってくる来訪神=まれびとの思想を体現した儀礼を初めて島で見て以来、南島の死生観を色濃く残す祭祀を記録し続けている。
地形的に孤立している島は、海によって隔てられていると同時に、海によって繋がってもいる。宇宙に浮かぶ星々も、そこから星座が形成される一方で、それぞれの星は固有の名を持ってひとつひとつ輝いている。
島で見たあらゆる物事を、そのまま写し留めること。思考の暗い陥穽に落ち込む前に、島に暮らす人々から発せられる光を、一本でも多くのフィルムに焼き付けたい。そうした石川の思いの涯てに、この『流星の島』がある。
タイトル | 『流星の島』 |
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出版社 | |
価格 | 5,300円+tax |
発行年 | 2018年 |
仕様 | ハードカバー/203mm×150mm/144ページ |
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