高倉大輔は、立教大学在学中から俳優として演劇を始め、演者だけでなくグラフィックデザイナー、写真家として独自の世界観で作品を発表してきた。国内外でも高く評価されており、写真専門のwebマガジン・LensCultureが主催する「Visual Storytelling Awards 2014」のファイナリストに選出。また若手写真家の優れた作品を購入、展示する「2015年度 ヤングポートフォリオ」にも選ばれている。
シリーズ「monodramatic」は、高倉のバックボーンである演劇やデザインの要素を盛り込んだ“一人芝居”をモチーフとした作品。おもに俳優や身体表現者の想像力や演劇的な表現力を引き出して、人物のさまざまな動きや表情をデジタル的に画像合成し、1枚の写真として表現している。一方、「loose polyhedron(緩やかな多面体)」は、「monodramatic」シリーズから派生した新しいシリーズ。“感情のタイポロジー(類型学)”をイメージして作られた本作は、被写体となる人物に五角形の感情バランスチャートを撮影の前に書いてもらい、それをベースにその人物の感情を画像合成し、視覚化したユニークな作品だ。
なお会期中8月7日(日)16:00より、作家によるギャラリートークも開催される。
会期 | 2016年7月29日(金)~8月18日(木) |
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会場 | |
時間 | 11:00~19:00(最終日は15:00まで) |
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