恵比寿・G/P galleryの開廊10周年を記念して、川島崇志の個展「Doorgang 通路」が8月11日(土)まで開催されている。
川島は自身の出身地でもある、東北地方に起こった東日本大震災や活発化する火山など、自然が引き起こすカタストロフィを主なモチーフとする若手の写真家。
本展では川島が一年間オランダに活動の場を移したときの作品が展示される。キービジュアルでもある男の写真は、混血の上に成り立っているオランダ人というリアルに対して、「純粋なオランダ人」を探し出して撮る、というフィクショナルとしか思えないようなポートレートである。しかし、川島が写真によって提示する虚実性を我々は見抜くことはできず、観る者は居心地の悪い、宙吊りのジレンマに追い込まれるだろう。
また静岡県浜松市にオープンした新しいギャラリーAMS galleryにおいて、川島が過去に開催した3つの個展を再構成した「Re : collection」も同時開催される。
タイトル | 「Doorgang 通路」 |
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会期 | 2018年7月6日(金)~8月11日(土) |
会場 | G/P gallery(東京都) |
時間 | 12:00~19:00 |
休館日 | 日月曜 |
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