六本木・小山登美夫ギャラリーで8月10日(金)まで「ソピアップ・ピッチ/クゥワイ・サムナン/シュシ・スライマン」展が開催されている。
出展者は展覧会名にもなっている3名。
ソピアップ・ピッチは1971年カンボジア生まれ、幼少期ポルポト政権下の悲惨な時代の中で過ごした生い立ちを持つアーティスト。2013年ニューヨークのメトロポリタン美術館での個展や、2012年の第13回ドクメンタへの出展など、世界中の美術館展覧会や現代美術展に多数参加し国際的に活躍している。
カンボジアで最も重要な若手アーティストの一人であるクゥワイ・サムナンは、写真、ビデオ、インスタレーション、彫刻、そしてパフォーマンスなどさまざまなアプローチによって、歴史、文化、さまざまな事象についての新たな視点、解釈を探求している。クゥワイの作品はユーモアに満ちたものが多く、一見滑稽な行為のように思えるパフォーマンスの中に、何層も意味や象徴性、問題提起をもたせるのがクゥワイの作品の特徴である。
そしてシュシ・スライマンは現在、東南アジア出身の重要な現代アーティストの一人として注目されている。マレー系と中国系の血を引く彼女は、 東南アジアの歴史、祖国マレーシアの文化や自身の記憶、アイデンティティを作品の大きなテーマとしてきた。幅広いアプローチで作品制作する神秘的な世界観は、人間と自然、アートとの分ちがたい複雑な関係性を私達に提示する。
アジア諸国に所縁のある注目の海外アーティスト3名によるグループ展だ。
タイトル | 「ソピアップ・ピッチ/クゥワイ・サムナン/シュシ・スライマン」 |
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会期 | 2018年7月7日(土)~8月10日(金) |
会場 | 小山登美夫ギャラリー(東京都) |
時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日月曜、祝日 |
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