銀座・ソニーイメージングギャラリーで宮田裕介「山と花と時々、ねこ」展が4月19日(金)から開催中。
本展はヒマラヤ山脈奥地、チベット文化圏にあるラダック地方の小さな山村で現地人の父と日本人の母との間に生まれた少女とその弟妹の成長を、宮田が7年間に渡り撮影した写真で構成されている。
時間への焦燥の中、人を遠ざけ生きていたと語る宮田。本作では時間という流れの持つ美しさや優しさの面に焦点を当て、かつて作者自身、ひいては似通った心情や葛藤を抱えて生きる人々へのメッセージを作品に込めたそうだ。
故郷の実家で過ごすような感覚の中で作者が撮り続けたという写真には、異文化への先入観や誇張は見受けられず、現地で育った日本人の少女という特異な視点を共有し撮られた写真で構成される本作はチベット文化圏を主題や背景に扱った多くの作品とは異なる新しい世界を垣間見れるだろう。
会場では、作品の中に登場する少女により幼少期から現在に至るまでに描かれたイラストと本作で使用された写真とで構成するアートブック『山と花と時々、ねこ。』が先行販売される。
タイトル | 「山と花と時々、ねこ」 |
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会期 | 2019年4月19日(金)~5月2日(火) |
会場 | ソニーイメージングギャラリー(東京都) |
時間 | 11:00~19:00 |
URL | https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/190419/ |
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