2003年から写真と短いテキストを自身のブログにて発表し、2004年より本格的に写真を撮り始めたリン・チーペン。自ら雑誌の編集長を務め、インディペンデントな雑誌を出版しファッション撮影も多く手掛けるなど、中国の若者たちへ多大な影響を与えている。
彼は、親しい友人や自身を取り巻く人々の姿を、主にフィルムカメラを用いて撮影し、現代中国の若者の日常生活や文化を描き出している。それらのスナップ写真はときにエロティックに見えるが、故意にそのようなシーンを撮ろうとしているのではなく、セックスは若者の日常であり大切なことだと考え、食べることや眠ることと同じととらえているという。性的表現に関して規制の厳しい中国において、本名ではなく「No.223」というハンドルネームを使用し活動してきたリン・チーペンだが、中国で活動を続けることについて困難ではないと考えている。なぜなら北京では、公共の場でヌード写真を見せることは禁止されているが、アートシーンではそのような表現についてかなり開かれていると感じているからだ。
日本初個展となる本展では、初期の作品から近作まで約70点を展示。会場では、最新写真集『Flowers and Fruits』(サイン入・T&M Projects刊)も販売中。
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タイトル | 「223@Akio Nagasawa Gallery Aoyama」 |
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会期 | 2019年6月21日(金)~7月27日(土) |
会場 | |
時間 | 11:00~13:00、14:00~19:00 |
休廊日 | 日~水曜・祝日 |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。