ニコラス・ヘンリの写真展「ヴォンコンプレックス11」が新中野・ギャラリー冬青で8月24日(土)まで開催中。
本作は旧社会主義国東ドイツ領横断のロードトリップをしながら制作された。東側では、統合後より良い生活への希望を胸に人々が西側に移住したため多くの町や村が放棄された。現在でも多くのビルや工場、都市の一部分全体さえもが、かつて建設され、住まわれ、仕事場となっていた当時の姿のまま残されている。
一連の区域に建設されたこれらの町はヴォンコンプレックス(住居用団地)と名付けられ、建設された順に番号が付けられた。最後に建設された団地(ヴォンコンプレックス7)の建設年は1980年代であり、この建物は最初に放棄された。建物部分は現存せず、残っているのは駐車場、街灯、設備のその他の部分のみ。
ヘンリがとらえようとしたのは、この団地や他の旧東ドイツ圏にある、捨て去られ、忘れ去られた場所の不気味かつ廃墟的雰囲気だ。
タイトル | 「ヴォンコンプレックス 11」 |
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会期 | 2019年8月2日(金)~8月24日(土) |
会場 | ギャラリー冬青(東京都) |
時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日月曜・祝日 |
URL | http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/EXHIBITIONS/j_1908_nicolas.html |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。