ダン・ベイリー初写真集『DISPOSABLES』の発売を記念して、10月12日(土)から二日間限定で池尻大橋・ギャラリー月極でインスタレーションが行われる。
「はかなさ」への美意識が文化の本質を成す日本において、「使い捨て」 のカメラに詩的感覚を見出したベイリーは、日常生活を記録する手段として10年前から使い捨てカメラを使っている。
『DISPOSABLES』は江戸時代の浮世絵師・歌川広重が制作した連作『名所江戸百景』に収められた119枚の風景画と同数の写真で構成。本書では『名所江戸百景』のロケーションを踏襲するだけでなく、「浮世」に垣間見える神聖的且つ世俗的な情景のコントラストも題材にしている。人間が国家のイデオロギーを投影する地質学的基盤の象徴、火山。 そんな火山の写真で始まる『DISPOSABLES』は、 季節と伝統を通じて継承される通過儀式や都内のナイトクラブといった情景を背景に、日本文化と国民意識を感受するための意識の旅、そのものである。
会期前日にはオープニングレセプションを開催するほか、本書の先行発売も同時に行われる。
タイトル | 「DISPOSABLES」 |
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会期 | 2019年10月12日(土)~10月14日(月) |
会場 | ギャラリー月極(東京都) |
時間 | 12:00~20:00 |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。