ノルウェーを拠点とする写真家であり、グラフィックデザイナーとしても活動するヨーン・アーガールドの作品集『THE HOUSE ON THE HILL』は、オスロ国立芸術大学のグラフィックデザイン修士課程でアーガールドが学んだことが詰め込まれた1冊。
ロサンゼルスのロスフェリスの丘に立つフランク・ロイド・ライトが手がけた「エニスハウス」を撮影した40枚の写真で構成され、建築ライターであり雑誌『Real Review』を主宰するジャック・セルフがエッセイを寄稿している。この大豪邸「エニスハウス」は1920年代に建設された。映画『ブレードランナー』(1982年公開)のプロダクションデザインは、この邸宅の特徴的な建築言語にインスパイアされたものだという。この映画の舞台はディストピア的近未来として2019年のロサンゼルスが設定されているが、オープニングクロールで使用されているフォントは、あえて未来を感じさせないよう1915年にフレデリック・ウィリアム・ガウディーがデザインした「Goudy Old Style」が選ばれており、本書でも同フォントが採用されている。
タイトル | 『THE HOUSE ON THE HILL』 |
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出版社 | 私家版 |
出版年 | 2019年 |
価格 | 4,400円+tax |
仕様 | ソフトカバー/180mm×230mm/68ページ |
URL | https://twelve-books.com/products/the-house-on-the-hill-by-jorn-aagaard |
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