第58回ヴェネチア・ ビエンナーレ国際美術展の日本館展示「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」(2019年開催)の帰国展が京橋・アーティゾン美術館にて開催される。
本展では、キュレーターの服部浩之を中心に美術家の下道基行、作曲家の安野太郎、人類学者の石倉敏明、建築家の能作文徳という4つの異なる専門分野のアーティストが協働し、人間同士や人間と非人間の「共存」「共生」をテーマとして、地球という時空間において、人がいかに動植物や土地と関わり生きていくことができるかを問うている。さまざまな自然災害や人災に見舞われる日本に暮らすわれわれが、地球という生態系における人間存在そのものを改めて問い、人間と非人間の共存や、限界が露呈しはじめている成長志向の社会を再考し、新たな暮らしのあり方を提示する試み。ヴェネチアでの展示をもとにアーティゾン美術館の展示室に合わせて再構成し、映像・音楽・言葉・空間の4つの要素が共存するインスタレーションに、ドキュメントやアーカイブなどの新たな要素を加えて紹介する。入館は日時指定予約制。
ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展はイタリアのヴェネチア各所を会場とし、2年に一度開催される現代美術の国際展で、1895年から120年以上の歴史を重ね、いまなお大きな影響力を持つ。ヴェネチア・ビエンナーレ日本館は石橋財団の創設者である石橋正二郎が建設寄贈、1956年に開館したという歴史的つながりから、アーティゾン美術館で帰国展が開催される運びとなった。
タイトル | 「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」 |
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会期 | 2020年開幕日延期・未定~6月21日(日)(予定) |
会場 | アーティゾン美術館(東京都) |
時間 | 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで/金曜は20:00まで) |
休廊日 | 月曜 |
URL | https://www.artizon.museum/collection-museum/exhibition/detail/3 |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。